わかってしまえば簡単!Rの発音を理解する方法
Rの発音は日本人にとってはLの発音と並んで難しい単語の一つです。
日本語には存在しない発声方法を行わなければならないのもできない理由の一つとなっています。
そうはいってもちょっとコツさえつかめば意外にわかるのがRなのです。
今回はRの発音方法を詳しく見ていきますが、わかりやすくするため二つに区分してそれぞれ個別に説明します。
- Rの次に母音がこない、Rが単独で存在する単語について
- Rの次に母音が来る単語について
母音とは主にa、i、u、e、oのことです。
この母音がくるこないの区分け方法はLの発音でも同じです。
英文字のLの発音はわかってみると意外と簡単だった
photo credit: William Hamon (aka Ewns) via photopin cc
Rの次に母音が続かない単語の場合
まずは簡単なほうから。
こちらを先にやるのはRの次に母音が来ないほうが、ラ行から離れていて日本人には理解しやすいからです。
Rは口や舌を「ル」と「ア」の中間にして、舌を巻いた状態で発音する
音を少しこもらせるような感じです。
舌は巻かずに奥に引っ込めてもいいですね。
練習すべき単語はこちらのようにRの次に母音がこない単語にしてください。
- herb(薬草)
- word(単語)
- swear(誓う)
注意して欲しいのは決してラ行ではないことです。
いくら似ていると思っても全く違う発音として練習してください。
発音はこちらの辞書サイトで聞くことが出来ます。
herbの意味 – 英和辞典 Weblio辞書
wordの意味 – 英和辞典 Weblio辞書
Swear | Define Swear at Dictionary.com
とにかく何度もしつこく聞いて発声してみてください。
少しづつ調整されてネイティブの感覚が理解できるようになります。
念を押しますが「ル」と「ア」を同時に発音するんじゃないですよ。
あくまでこの二つの間の音にするために、口の形や舌を二つの中間に持っていって発声するんです。
そして舌は口の奥で少し巻いてこもらせる。
「ル」から「ア」へ、あるいは「ア」から「ル」へ近づけながら何度も発音してみてください。
Rの次に母音が続く単語の場合
日本人がラ行と区別がつかない厄介な発音です。
でも安心してください。かなりRの発音に近づける簡単な方法があるんです。
それはRがきたらまず「ル」と発声することです。
(もちろんこの「ル」はR単独の発音方法と同様です)
例えばreadならリードでなくルィードとなります。
「ル」と「ィ」ほぼ同時です。
これを見てください。
- rightは ルァイト (右)
- readは ルィード (読む)
- rudeは ルゥード (無礼な)
- redは ルェッド (赤)
- roadは ルォード (道)
ルのこもった感覚に気をつけましょう。
では実際に聞いてみてください。
Right | Define Right at Dictionary.com
Read
Rude
Red
Road
こちらもRの発音について解説していてかなり参考になりますよ。
ネイティヴに通じる英語になる 「たった6個の正しい発音」 ほとんどの日本人が間違えている「6個の発音」|30分で英語が話せる|ダイヤモンド・オンライン
おわりに
カタカナで説明しているのは、あくまでネイティブの発音と日本語との違いを少しでもわかりやすく明確にするためです。
そのほうがネイティブの発音だけを聞くより気付かされることがあるからなんです。
気付けばしめたもので、より発音できて聞けることを実感できますよ!
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